ならいち/奈良まほろば館新型展示会

VISITOR

来場される方へ
東京・新橋にある奈良県のアンテナショップ、「奈良まほろば館」。この2階にあるイベントホールで1月25日から27日まで、奈良県の作り手による13種の商品を展示、商談会を実施いたします。今回は、オミクロン株の影響でリアルによる商談を中止。商品のみ設置し、出展者はオンラインで参加する「半リアル」形式により商品展示を行います。来場者の皆様には、一方向的に商品を見ていただき、必要に応じてZOOM/電話等で商談を行っていただきます。

会場動画
 
1月24日の設営時に撮影した会場動画。各出展者の商品の様子が分かります。会場全体を撮影した後には、出展者の展示台をいくつか個別に撮影しています。来場の参考に願います。しかし、墨や草木染など、これらの商品は「会場に行かないと本当の良さが伝わらない」商品ばかり。誰もが郷愁を覚える「墨」の香りや、優しい肌触り感は、リアルでないと味わえないもの。是非会場にお越しください。
 

「画面越しでは伝わらない」。商品だけは東京の会場に設置。

 
今回展示する奈良県の作り手による13の商品は、墨の香りを活かした商品や草木染による商品など、実際に匂って見たり、手に取って見たりしなければ伝わらない商品ばかり。展示会の全てをオンラインに切り替えても、画面上の商談だけでは、来場者の皆様には伝わらないことから、東京の会場には商品だけを設置し、来場者には実物の商品を見ていただくようにしました。
東京の会場における商品の陳列は今回のイベントをプロデュースしたスーパーペンギンが担当しています。今回のために、出展社とスーパーペンギンは事前に1社1時間の個別ミーティング(昨年12月)を行い、スーパーペンギンが商品の特徴を把握した上で、会場での商品陳列を代行しています。 

リアルだからこそ伝わる。13の作り手が提案する13の商品とは?

 
今回イベント会場に設置される商品の多くは、これから世の中に公開されるもの。奈良県内でのみ展開されていたものなどを、今回新たに東京・新橋にて公開いたします。それらの商品は、実際に目の前で見てみないと本当の価値が分からないものばかり。例えば、「染織工房・空蝉」さんの商品は、奈良県東吉野村の山の中で1つ1つ丁寧に草木染によって染められた商品たち。手に取り香りをかぐとそれぞれに染める元となった草木の香りを楽しめます。また、「香り墨」を扱う錦光園さんの商品は、商品の箱を開けると、懐かしい墨汁の匂いが。墨汁の匂いは多くの人が懐かしい印象を抱くのではないでしょうか。その他にも実際に見て手に触れることで伝わる、作り手たちがこだわりを知ることができます。

奈良県吉野の草木染による商品。染料の香りは会場でないと味わえない魅力。
墨の香りは誰にでも覚えのある懐かしい匂い。これもリアルだからこそ。
オーガニックコットン100%の商品。手に取るからこそ伝わる手触り感。

商品は東京に。商談はオンライン形式で。商談の手法は事前にセミナーで講習済み。

 
今回のイベント形式では、商品のみ東京・新橋の会場に設置し、出展者自身は奈良県の各地にある自社にて対応を行います。その方式にオンラインを採用。モニターを縦型にし、その上にWEBカメラを設置した形式は、東京の会場にいる来場者の目線と出展者の目線を同じにし、会話をしやすくしています。この手法は、プロデュース会社であるスーパーペンギンがこれまで様々な展示会でこのような形式を試した結果辿り着いた商談の手法。画面越しでもなるべく自然な形で会話ができるようなシステムの工夫を行っています。また、奈良県の各所にいる出展社にも、事前に行ったセミナー(昨年12月開催)にて、待機方法や話しかけ方を解説。待機する時は、画面に向かって待ち構え過ぎず、さりげなく作業を行いながら待つこと。また、話しかける時には「録画ではなくリアルであること」が来場者に分かるよう、「相手の服装を褒めて気を引く」ことなど、声の掛け方のポイントを事前にお伝えしています。


モニターとカメラを来場者と同じ目線にし、自然に話せる形式に。

オンライン画面上での待機方法やお声がけの方法は事前に講習会を開催。

「大型展示会」を見据えた「共創型展示会」として

 
今回の展示には、まだ店頭に並ぶような商品になっていない「試作品」も設置されています。それは、本イベントが東京ビッグサイトなどで行われる大型展示会へのステップアップを見据えたイベントでもあるから。完璧な商品であることが求められ、出展に多額の費用を必要とする大型展示会への出展の前に、このような簡易なイベントに参加してバイヤーや一般消費者の意見を聞きブラッシュアップする場所。今回のような「半リアル」のこの出展形式は、そのような参加者にとっても敷居の低い、気軽に参加できる形式と言えます。本イベントにはこのように「共創型」とも言える展示会の意味も持たせています。まだ世の中に出ていない商品や技術による商品。このことは、作り手だけでなく、新しいものを探すバイヤーや各種デザイナー、マーケティング関係者にとっても、出会いたい存在でしょう。このような場を創出することで、埋もれてしまいがちな全国の作り手にチャンスを創出し、ブラッシュアップを図ることは、結果的に社会に出ていく商品の質も上げていくことに繋がる、と言えます。

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